監督 ブランドン・クローネンバーグ
役名および出演者名
シド ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
ハンナ サラ・ガドン
ドリアン ニコラス・キャンベル
エドワード ダグラス・スミス
アベンドロス医師 マルコム・マクダウェル
アービッド ジョー・ピングー
デレク リード・モーガン
ミラ・テッサー ウェンディ・クルーソン
レビン ジェイムス・ケイド
まずは、予告編から
あらすじ「ルーカス・クリニック 真の美を求めるあなたに」という看板の前で、男(シド)が体温計を加えて立っている。
エドワード・ポリスがクリニックへ。 待合室では、男女が雑誌を見ながら待っている。 ハンナ・ガイスト? マイケル・フィリックス・・・香辛料を塗った●●●で女性に苦痛を与えていた男。
ハンナの画像を前に、シドとエドは、商品の説明。 ハンナから抽出した? 体験? S-558 (2003年 ローラとの関係で彼女が苦しんだ直後のもの) 単純ヘルペスだが、感染後ホストの体内で一生生き続ける。
どっちサイド? 注射でチクリ。 2〜3週間で発症するらしい。
シドは、帰宅。 起床してまず、鼻からサンプルを採る。 けたたましいベルの音。 起きて食事の時も体温測定。 「セレブの病原菌を売るようなセレブへの熱狂ぶりが不健全」とTVでコメント。
しかし、「セレブとは、集団的な幻想なのです」とルーカスクリニックのコメント。
「もっとつながりたいから・・・」
会議室では、プレゼンテーション。 ウィルスの「顔」・・・情報に満ちているらしい。 コピーガード(他の者に感染しない)入りウィルスの製造についてのプレゼン。
シドが915を入手。
シドがクライエントに商品(S-915、アリア)を勧める。 やっぱり、注射。 シド自身にも注射。
食堂では、ハナ・ガイスト、マイケル・フェリックスなどとかかれた食品(?)が売られている。 そこに、シドが。 店員(アービッド)が体調不良。 人間を「素材」として見るかどうか? セレブの細胞入り肉を販売している。 細胞畑。 アリア・ノーブルの細胞が出回っているらしい。
ウィルスのコピーガードを外し違法に感染品を売買した疑いで、デレクが逮捕された。
シドは、ハンナの病原体を直接採るためにホテルへ。 ロビーでは、ライバル会社テッサーの営業マンと鉢合わせ。彼は、末期患者のグレゴリー・バーンのために来ている。
ハンナの部屋で、シドは、採取する。 シドは、こっそり、採取した血を自分に注射。
職場にいるが、シドの体調が優れない。 ウィルスの「顔」を撮影。 背中! 口!
ノックの音で目を覚ます。 機械から部品をもぎ取り、隠す。
ショッック。 ハンナが、中国で何かのウィルスに感染し死亡。 解剖がされるらしい。
食堂でアービッドにハンナの死因を訊く。 感染経路は不明。
シドとアービッドは、レビンを訪ねる。 寄り道すると・・・「あなたなの?」 「望みどおりにしたわ」 なんと!!! なんてこったい!
レビンに会う。 マシンを紹介される。 隠した部品の替わりをもらうためだ。 見返りは、ハンナのサンプル。 シドの状況がバレているようだ。
カフェのTVでアベンドロス医師が、ハンナの解剖をしたことを知る。 相席したポートランドが、半ば強制的にシドを・・・ シドの体調が一層悪くなっていく。 (もう限界か) アベンドロス医師の元へ車で連れて来られた。
厄介な事に巻き込まれた? なんと! 何と! なんてこったい!
キョウリョク血。
S-888 デレク・レッシング
そして・・・とうとう・・・アフターライフ グローーース。
は? え? ん?
感想
ブランドン・クローネンバーグ監督は、いわずと知れたデイビッド・クローネンバーグの息子。 作風がよく似てる。 なんというか、どんよりグロい(特に終盤に行くほど)。 「裸のランチ」や「ビデオ・ドローム」を思い起こさせるものがある。
独特の世界観に入っていけるかどうかで、この作品の評価は割れる。 最初の設定「セレブの病気に感染したい」や「セレブの細胞を混ぜた肉を食べたい」など、意味不連発。 見始めて、10分ほどで、やっちまった・・・って思いで我慢して観ることになる。 一言で言えば、
「なんじゃ〜〜〜こりゃ〜〜〜」と松田優作さんもビックリするくらいの内容。
ストーリーの流れとしては、シドがハンナの病原体をコッソリ盗んむ→大変な目に遭う→そして・・・ということになっている。 ストーリー展開は、基本シンプルなので、そういう意味では分からなくなることは、無いんじゃないかな。
ところで、この作品のジャンルはなんだろう。 ホラー?サスペンス?SF?スリラー? 血のシーンはあるけど、ホラーっていうほど残虐シーンがある訳でもなく、サスペンスっていうほど謎解きがあるわけでもなく、SFでないことは確か。 う〜ん。
一番ピッタリ来るのがカルトセクション。 観る人を選ぶって意味で。 でもまあ、絵画でいう、シュールレアリズムがイイっていう人とイマイチピンとこない人がいるのと同じ。 そういう意味では、この作品には、コアなファンが多くいそうな気がする。
映像の面でいうと、白を基調にしたスタイリッシュな仕上がり。 白地に血の赤が映える。 単なるグロ映画じゃない。 でも、
変態趣味映画であることは、間違いない(悪い意味ではなく)。
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テーマ:洋画 - ジャンル:映画
- 2014/02/20(木) 18:30:00|
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