阿佐蔵の暇つぶしリアル鬼ごっこ3（邦画のため原題同じ）について

リアル鬼ごっこ3（邦画のため原題同じ）について

監督　　安里麻里
原作　　山田悠介

役名および出演者名

スグル　　山崎賢人
オンジ　　岸田タツヤ
リノ　　　山谷花純
コダマ　　森田直幸

高野　　　遠藤雄弥
スグルの父　高川裕也
先生　　　　戸田昌宏
マサハル　　荒井敦史
ベランダの女　中原翔子

王様　　　　山本浩貴

まずは、予告編から

あらすじ

住宅街の中全力疾走する女子高生が、ベランダで洗濯物を干す女性に助けを求める。　女子校生を後ろから走ってきた黒装束がパイプで殴り・・・ドーーーンっと。　

リアル鬼ごっこが始まった。　もう、街はパニックだ。　（注）カメラワーク・・・カメラの視点がふらふら→酔う。

スグルが目を覚ます。　父親から、千円を「ください。」　スグルは、学校へ行く。　ノンビリと屋上で寝そべっていると、友人のコダマが来る。　そこに、王様の国営放送がアナウンスされる。

放送されるのは、「王様のじかん」だ。　（う〜ん、悪趣味）　イベントについての説明だ。　モチロンそのイベントは、『リアル鬼ごっこ」だ。　①期間は、３日間。　②鬼ごっこのターゲットは、血液型B型。　③学校は、封鎖された。　学校から脱出禁止。　④鬼につかまったB型は、死刑。　⑤B型以外の生徒は手助け禁止。　⑥鬼は、スコープでターゲットの血液型を分析。　⑦一回の鬼ごっこの時間は、１時間。

サイレンとともに鬼ごっこスタート。

学校内は、パニック。　次々と犠牲者が出る。　

１時間後、リアル鬼ごっこは、一時中断。

「王様の時間」で、次回鬼ごっこ開始は、王様の気分次第で開始される旨が知らされる。　サイレンが鳴ったら鬼ごっこ再開というルール。　（大晦日に似たような企画を見たことがあるぞ。）

学校から脱出を試みる生徒達が、問答無用で処刑される。

B型以外の生徒の帰宅が認められる。

体育館に集まったB型の生徒に先生が、スピーチ。
バリケードを作って、防御。　武器で応戦の準備。　

サイレンの音と共に、鬼ごっこ再開。　デデーーーン　B型アウトーーー。　

夜には、食料が支給される。

何故か、コダマが戻ってくる。　何か臭うぞ！　外の様子が伝えられる。　国を上げてB型を大虐殺するつもりのようだ。

スグルは、コダマから父親のメッセージを伝えられる。　

作戦を練る。　コダマが鬼の位置を各生徒に伝える役割。　

スグルとオンジの過去を告白。

夜なのにサイレン。　はっ！？　
コダマの声がヒビキ渡るが・・・　希望のヒカリが・・・　もう、ノゾミはないのか・・・

このままじゃ、かえれん。　

えっ！？　あれれ？

感想

一応、続編という位置づけでいいんだろうか？　前作までとは全くつながりがないが。　設定が、前作までのターゲット「佐藤」から血液型B型となっている。　

タイトルは、リアル鬼ごっこだが、実際はリアル「王様ゲーム」になっている。　王様の命令はゼッタ〜イという感じだ。　ネタバレになってしまうかもしれないが、今作では、王様の地位を脅かすようなことはしない。　ゲーム参加者は、みんな従順なのだ。

ウィキペディアによると、三部作の一作目ということで、世界観や設定を知ってもらうための序章なんだろうか？　スターウォーズのⅠかⅣあたりのような。　それにしては、第２作目に比べて随分予算を削られたものだ。　もしかして、三部作で一本分の予算・・・なんてことはないよね。

舞台は、前作までのパラレルワールドは、全く関係なく、SFらしく近未来となっている。　そのわりに、使用するIT関連の機械がしょぼい気がするんだが、気のせいか。　大部分は、学校内で走り回る設定になっているが、まぁ、コレはこれでいいんじゃないかな。

映像に関して、序盤で揺れる系だったので酔ってしまうかもと思ったが、序盤だけだったので助かった。　

設定として、鬼がパワーダウンしてるのは、どういうことなんだろう。　前作で生物兵器になってチョットだけ緊張感あったのに、今作は高校生に殴られてうずくまってしまうレベル。　それも、竹ほうきでヤラれたくらいで。　鬼の使う武器も、ドリル？のようなもので、う〜んという感じ。　鬼ごっこする時間も１時間に限られているため、ただただ追いかけられるという絶望感がない。　あくまで、王様の暇つぶしゲームという設定からだろうか。

作品の評価としては、う〜〜〜ん、う〜〜〜ん、ギリギリ、スレスレ、なんとか、見れる範囲かな。　B型の人間を狩ることは出来ても、B級映画色は払拭出来なかったわけで。　っっっっっま、それでも、続編である４、５、あたりは見る予定だけどね。 ( ￣っ￣)ﾑｩ