監督
ロー・ウェイ役名および出演者名
シャオリー(小雷)
ジャッキー・チェンティンチャンイェン シュー・フォン(盗賊・丁残艶)
雷奇峯 チー・マー(小雷の父で総督)
雷奇峯の妻 江青霞
チェンチェン リン・ルン・ユー(千千)
チン・チャン シン・イルリョン(申一龍)
まずは、予告編から
あらすじ
奇峯山荘では、派手に爆竹を鳴らしてお祭り状態。
雷奇峯総督の還暦を祝うための宴だ。 奇峯山荘で働くチェンチェンは、雷奇峯総督の息子・小雷と付き合っている。 宴を抜け出して小雷に会いに行く。 チェンチェンは、小雷の子供を妊娠していることを告げるが、小雷は、それに立腹してしまう。 (なんで?)
そして、
小雷は、チェンチェンと別れることにする。 (≧ヘ≦) ムゥ ひどいぜ!
宴も小雷の空気を読まない発言で解散。 Σヾ( ̄0 ̄;ノ
毒蜂党からの挑戦状が届いたための芝居だった。 雷奇峯が15年前に毒蜂党を一網打尽にしたことへの逆恨みが原因だ。「手を返せーーー」 (斬新な演出だ)
「命を返せーーー」 (TIM)
毒蜂党が襲いかかる。 雷奇峯と彼の妻は、毒蜂党の頭領(ティンチャンイェン)に殺される。 小雷は、ティンチャンイェンを追い詰めるが・・・
チェンチェンが賊に襲われているところをチュアンが助ける。
何とか一命をとりとめた小雷は、チェンチェンの誤解を解こうとチェンチェンを探すが・・・なんてこったい! (つд⊂)ゴシゴシ
小雷は、寝込みを「裏切られた元仲間」に雇われた男たち(血の雨党)に襲撃される。
血の雨党は、チャンを狙っての襲撃だった。 って、そんなことある? (゚Д゚≡゚д゚)エッ!?
小雷は、ドラゴン警備隊の隊長リュウに、敵にやられてグッタリしているところを助けられる。
リュウは小雷を気に入り、小雷は父や母の遺体を弔ってもらった礼のために、小雷はリュウ一行に帯同することに。やっぱりというか、案の定、血の雨党が報復。 勇んで闘った小雷は瀕死の重傷を負ってしまう。
そして・・・
侯王府
(((( ;゚д゚)))
それで上手くいく?
ちゃんちゃんっと。

一言で言うと
結局、
うまくいったってこと?
ジャンル
カンフー・アクション系メロドラマ。 (; ̄Д ̄)
う~~~ん、いろいろ混ぜたな。 ジャッキーの「拳」シリーズには珍しく、恋愛を前面に押し出している。 それも、平日の昼にやっているような感じの
ドロドロ系の恋愛だ。 Σ( ̄ロ ̄|||)
出演者
主演の
ジャッキー・チェンさんは、この作品の撮影時、複数の撮影を掛け持ちしていたために、ストーリーをあんまり理解できていなかったかもしれない。 「プロットは馬鹿馬鹿しいくらい複雑」、「ロー自身も、筋の行きつく先がどこなのかわかっていなかったのではないかと思う」と自伝「I AM JACKIE CHAN」で語っているくらいだし。(
ウィキペディアから引用)
っま、確かにストーリーは、ごちゃごちゃの複雑系で「はっ?」となることもあった。 見ている方がそれ位ついていくのに苦労するのに、バラバラの順序で撮影する方は、もっと大変だったのかなと思ってしまう。 (そう言えば、この作品がそうとは限らないが、香港映画って台本は当日に渡されるんじゃなかったっけ? 他の会社に企画を盗まれることを防止するために。)
その他、「クレージーモンキー 笑拳」(原題 笑拳怪招、英題 The Fearless Hyena)で八本足麒麟役のチェン・ウェイロー、「カンニング・モンキー 天中拳」でマオ大人役のリー・マンチンなど、お馴染みの俳優も出ている。
ストーリー
小雷は、酷いことを言って恋人のチェンチェンと別れる。 総督である父・雷奇峯の還暦祝いの宴では、祝いに訪れた客に暴言。 お祭りムードが一気に冷え冷えに。
実は、雷奇峯が過去に制圧した毒蜂党から報復するというメッセージを受けていた。 その襲撃が宴の日の夜ということで、
他の者を巻き添えにしないよう宴を早々に終わらせるための芝居だった。 状況を説明していると、毒蜂党が襲い掛かり、雷奇峯と彼の妻を殺してしまう。 毒蜂党の首領は、なおも、雷奇峯の息子・小雷に手をかけようとするが・・・ 一目惚れしてしまい・・・。
どうにか、一命をとりとめた小雷は、チェンチェンの面倒を見ることと事情を説明するよう依頼しておいた友人チャンの家へ行ってみるが、モヌケノ殻。 小雷は、チェンチェンを探す旅に出る。
途中、父と母の遺体を弔ってもらったり、命を助けられた縁で、義兄弟となったドラゴン警備隊のリュウ隊長の一行に帯同するが・・・ 見所
やはり、終盤の毒蜂党の首領と小雷のやりとりのシーンだろう。 平日の昼にやっているドラマで“たわしコロッケ”というのが有ったが、それを彷彿させるものだった。
ツンデレなのね
屈折した愛情表現というか、単にドSっていうか、毒蜂党の首領・ティンチャンイェンのツンデレっぷりは、現在だったらもっと理解されていた・・・・・はずないか。 酷いネタバレになるので、あまり詳しく書けないが、
炭の炭焼きを罰ゲームで食べさせるって、 (゚ロ゚;)エェッ!?っとなったぞ。
いつものパターンの修行は?評価にも関わってくるんだが、なんというか、修行が中途半端だ。 秘伝の指南書があるわけでなく、誰かに教えてもらうわけでもない。 (一冊出てくるが、小雷がマスターしたかは不明) 修行の前後で小雷が強くなっているのかが、判りづらい。
邦題と原題成龍ってジャッキー・チェンさんの名前のはずなので、それに拳をつけるってなんだかなぁ~っとおもう。 原題の剣(剣術が出てくる)、花(おそらく女性のことだろう)、江南(中国の地名)というのは何となく分るが、煙雨って何だろう? もしかして、北京のPM2.5的なものが混じった雨のことを言っているのか? う~ん、謎が多い作品だ。
作品の方向性(5段階)および評価
カンフー・アクション度3(今作は、少なかったかな)、ドロドロの愛憎劇度4(ドロドロなのか、さっぱりなのか分らなくなる瞬間があるので)、
ジャッキーの眉毛ピーーーン度100(ここまで、描く必要があったのか)。 ということで、
作品の評価は、
好みの分かれそうな作品。 作品としては、ちゃんと成立している。 しかし、
イロイロな要素を盛り込んだせいで、方向性が非常に読み取りづらくなっている。 筆者のようにジャッキーの「拳」シリーズには、テーマが分りやすく、派手なカンフーアクションに集中できる痛快娯楽活劇を期待している人にとっては、(笑い飯の西田さん風に)「思ってたんと違う」っていう感じになってしまう。 かといって、恋愛関連のシーンをしっかり描いているわけでもない。 もしかすると、原作有りの作品なので、時間の制約から映画の方はダイジェスト版のようなことになってしまったのかも。
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- 2014/10/22(水) 22:00:00|
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