監督
チェン・ツァン製作総指揮
ロー・ウェイ役名および出演者名(なにか、混ざっているような気がする。 でも、この作品に関しては気にしないことにしようかな。)
ロン
ジャッキー・チェンヤス ワイ・ティンチー
ナン
ジェームズ・ティエン(六合八卦流の門下生でロンの父)
ペイ チェン・ホエロウ(六合八卦流の門下生でナンと兄弟で、ヤスの父)
地鬼 チョン・ヨンウェイ(末世流の兄弟)
天鬼
ヤム・サイクン(末世流の兄弟)
ショウ頭領 馬場
ショウリン リン・インチュ(ショウ頭領の娘)
セッ・デイ
ディーン・セキ(食堂の店主)
ティンガイ ハン・クォツァイ
まずは、予告編から
あらすじ
程家荘(チン家)で、父の仇を討つため末世流の兄弟(天鬼と地鬼)が六合八卦流のチン・ザンドに闘いを挑む。 チン・ザンドの弟2人(ペイとナン)は、それぞれ子供を連れ逃げる。 そこへ、末世流の兄弟が現れ・・・ 鬼影移形
六合八卦流の兄弟はバラバラに逃げる。 ペイは命からがら逃げたが、手傷を負ってしまい、ショウに手当てをしてもらう。
あれっ?(拳精?)
父ナンに大工の仕事をサボっていたことを説教される息子ロン。 「とっとと仕事探せ」と言われる。 そこで、食堂へ。 あの人にソックリな人(多分、棺桶屋のことだろう)に出会う。 職を探していると切り出すと・・・ひっどいコトを言われる。 (う~ん、これって絶対恨み節だろ!)
セッ・チュンという芸名で働くことに。 手ほどきを受け・・・ が、ひっどい労働条件のため、辞めてしまう。 ( ´_ゝ`)ノ
ペイは、怠け者の息子・ヤスにカンフーの稽古をつける ・・・ つもりが、ショウのところへ行くため、自習させる。 ショウは、ペイの兄を見つけたためペイを呼んだ。
周家荘の葬式で泣く役目だったティンガイが、借金取りに見つかり追いかけられる。 辿り着いたのは、ペイとヤスの住む家。
ロンが六合八卦流の拳法を使ったために、末世流の兄弟にロンとナンの居場所がバレてしまう。 が、間一髪、難を逃れていた。
青龍鎮。 変装したナンとロンの親子は、買い物に出かける。 ナンとペイが合流し、お互いの息子の愚痴を言い合ったりする。
末世流の兄弟が、手下を連れてショウの居場所へ来た。 ペイをかくまっているという情報を得たためだ。
吉祥坊。 変装したロンは、ティンガイの商売のカラクリを暴いて、お金儲け。
ペイは、末世流の兄弟の手にかかり、命を落としてしまう。(T_T)
龍鳳茶楼で、ティンガイが変装した男(ロン)に儲けを巻き上げられたことをヤスに説明していると・・・ ロンが近くで食事中。 (つд⊂)ゴシゴシ
ヤスとティンガイは、ロンに詰め寄り・・・
家に戻ったロンは、ナンが末世流の兄弟の手により命を落としたことを知る。 ナンの弟・ペイを探して福元客桟という旅館で待っていると、リンが訪れ・・・
そして・・・
仇を討つため、ペイの下で修行をすることに。
一言で表現すると
こ・・・これは・・・
別の意味で笑拳だ。 (苦笑いって意味で)
ジャンル
カンフー・アクション・コメディー。 他作品の未公開映像集。 別題や英題からは、ジャッキー・チェンの笑拳の続編のような印象を与えるが、基本的に笑拳に他の作品からの映像を足したり、ジャッキーとは別人を配役し撮影したシーンを足した物。 裏事情も含めて楽しめる人用。
出演者
一応、ジャッキー・チェンが主演となっている。 しかし、契約問題のゴタゴタから数シーンを撮影したのみで撮影を離れてしまう。 そのための苦肉の策が、別の俳優にロン(ジャッキー)を演じてもらうということだったのだが、全然似てない。 製作発表が行われた後、ジャッキーが離れてしまったので、製作総指揮
ロー・ウェイを一方的に責めることはできないか。
なんだか、
落語の「三方一両損」のようだ。(筆者の妄想もちょっぴり入ってます)
ジャッキー(自分の関与していないし、作品の質にも納得いっていない作品のタイトルに自分の名前が使われており、出演料も貰えなかった)、
ロー・ウェイ(製作発表してから出演拒否ってどういうことだい。 このまま製作中止になれば、莫大な損失が出るじゃないか → 「あっそうだ、鉄指拳でやった“あれ”やろーっと」)、
観客(「えーーーっ、なんだこれ! ジャッキー主演の新作じゃないの?」)という感じで。
ストーリー
末世流の兄弟が、父の仇として六合八卦流拳法を使うチン家を滅ぼそうと程家荘でチン・ザンドと闘い、ザンドを殺してしまう。 ザンドには、弟2人(ナンとペイ)がおり、彼らは、子供(ロンとヤス)を連れて逃げる。 途中、末世流の兄弟直々の追撃もあり、チン兄弟はバラバラに逃げて、お互いに連絡できなくなってしまう。
ナンとペイは、各々息子・ロンとヤスにカンフーの稽古をつけるが、息子たちは怠け者でカンフーの練習を余り真面目にやらない。 そんな中、ナンは末世流の兄弟に居場所をつきとめられ、殺されてしまう。 ロンは、ペイを探し当てるが、ペイもまた、末世流の兄弟の餌食になってしまう。
ロンとヤスは、修行をし父の仇である末世流の兄弟に挑む。見所普通の見方をしていれば、どうしてもつながらない場面がある。 でも
、いろいろ裏事情があったことを理解した上で、「ここは本物?」であったり「○○のシーン?」など考えながら見ると案外楽しめるかも。作品の方向性(5段階)および評価
カンフー・アクション度3(前作のデジャブのようなシーンがあるんだけど)、コメディー度3(ただし、確実に狙ったところと違う場所で苦笑いすること間違いない)、「酔っても強けりゃ、醒めればもっと強く・・・なるわけないじゃないか!」度100(醒めるを通り越して“激冷え”だった)。 ということで、
作品の評価は、う~~~ん
、問題作。 ジャッキー・ジャック事件の影響もあってグダグダの作品になってしまったのは仕方ないとして、タイトルに笑拳の続編を思わせる大笑拳やFearless Hyena IIってのはいかがなものか。 しかも、邦題ではご丁寧に「ジャッキー・チェンの」と入ってしまっているので、詳しく知らない人は間違って買ってしまうかも。
本作の楽しみ方は、普通に見るとどうしても粗い部分があるので、逆にどれだけ大人の対応ができるか我慢してみる。 あるいは、どの作品から引用したのかを当ててみるなどの楽しみ方がある。 ラストシーンだって、「笑拳」と比べてあの終わり方は、ロー・ウェイの(ジャッキー・チェンに対する)意地というか意地悪というか恨み節のようなものが感じられた。 そんな、カメラの向こう側も邪推しながら見るのが案外楽しい。 (●´ω`●)
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- 2014/10/25(土) 22:00:00|
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