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阿佐蔵の暇つぶし

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薔薇の名前(Le Nom de la Rose)ショーン・コネリー主演の歴史ミステリーについて

監督 ジャン=ジャック・アノー

役名および出演者名

ウィリアム    ショーン・コネリー(フランシスコ会、バスカヴィル)
メルクのアドソ  クリスチャン・スレーター(フランシスコ会、ウィリアムの弟子)
サルヴァトーレ  ロン・パールマン(異端者)
ブルゴスのホルヘ フェオドール・シャリアピン・ジュニア(盲目の師)
セヴェリナス   エリヤ・バスキン
レミージョ    ヘルムート・クァルティンガー(異端者)
ウベルティーノ  ウィリアム・ヒッキー(異端者)
マラキア     ヴォルカー・プレクテル(図書館長)
ベレンガーリオ  マイケル・ハベック(副図書館長)
ベルナール・ギー F・マーリー・エイブラハム(異端審問官)
アッボーネ    ミシェル・ロンスダール(修道院長)
農民の女性    ヴァレンティナ・ヴァルガス
ヒュー      ヴァーノン・ドブチェフ(ニューキャッスル)

まずは、予告編から



あらすじ

年をとったために、若いときに経験したことを手記を書く。 回顧録ってやつか。

1327年の年末に北イタリアの修道院で起きた事件についてだ。

重要な会合があるため、馬に乗って人里はなれた修道院に向かうウィリアムとアドソ。 道には雪が残っている。

修道院の門をくぐる時も、しきたりがあったりする。

修道院長アッボーネは、“あのこと”を話すかどうか迷っている。 ホルヘ長老に意見を聴くが・・・

ウィリアムは、弟子のアドソにトイレに行くよう促す。 (トイレにいっといれ!ってことか)

修道院長アッボーネが、フランシスコ会のウィリアムとアドソに挨拶に来た。 最近、オトラントのアデルモという僧が亡くなったという情報を得る。 塔から落下して死んだのだが、窓が閉まっていたため、修道院に衝撃が走った。 アッボーネは、こっそりとウィリアムに教皇の使節団が来る前までに調査して欲しいと依頼。

異端者ウベルティーノは、ウィリアムとアドソに修道院を立ち去るよう言ってくる。 しかし、ウィリアムが自己紹介をするとフレンドリーに。 (知り合いだったってことだな)

ウィリアムとアドソは、(アデルモの)死体発見場所を探索してみる。

自殺という推理?

深夜にムチヤなことをやる僧。

儀式中に家畜小屋で死体が発見されたという速報が入る。 ショッキングーな殺され方だ。 死体は、ギリシャ語通訳のヴェナンツィオだと判明。 アデルモとは、一緒に仕事をしていた。

アドソは、検死に耐えられずウロウロしていると、サルバトーレに見つかってしまう。 ペニテンツィアージテ!(ドルチーノ派の掛け声)
(ドルチーノ派は、主の清貧さを狂信するあまり金持ちを殺してしまった。 そのため、異端派とされている)

笑い ⇒ 悪い? (ホンキ?・・・モンキーじゃないぞ!)

ウィリアムとアドソは、図書館でアデルモとヴェナンツィオの使っていた机などを調べる。 蔵書の少なさに疑問を持つ2人。

その夜、2人は図書館にこっそりと入り、ヴェナンツィオの机からメモを見つける。 証拠をあぶりだしてやるぜってことか。 副図書館長のベレンガーリオが証拠の本を持ち去り、逃げてしまう。

追いかけたアドソは、ベロンチョ ⇒ 合体。

重要参考人ベレンガーリオを探す、ウィリアムとアドソ。

フランシスコ会の修道士が修道院にやって来る。

そして・・・

フランシスコ会の修道士たちは、ウィリアムに捜査から手を引くように言うが・・・

ウィリアムは、調査にホンキになってしまう。

薔薇の名前

一言で表現するなら
犯人を捜すためのヒントは、近所にある? (ヒネリ過ぎてわけが分らなくなっているかも)


ジャンル
歴史モノ系ミステリー。
 推理モノとしては、ちょっと強引なところもあったりする。 悪魔的なことを言ったりするが、オカルト的なところはない。 ガッツリ系の合体シーンがあったりするので(腰まで振ってたり)、どー考えても、お茶の間で食事中に見るという感じではないかな。 でも、筆者の記憶に残っている範囲では、「日曜洋画劇場」で放送していたような・・・  淀川長治さんの解説でやっていた番組というおぼろげな記憶が。 CMでは、“そのシーン”の一部が使われていたような気がする。 (曖昧で申し訳ない) おおらかな時代だったんだなと、しみじみ。

宗教(特にキリスト教)を深く理解していると、より楽しめるかもしれない。 知らなくても、ストーリーには、ついていけるが。


出演者
メルクのアドソ役のクリスチャン・スレーターは、当時15歳だった。 筆者的には、子役出身のイメージなかった。 

ウィリアム役のショーン・コネリーは、撮影時50代中盤だったはず。 でも、もっと老けて見える。 多分髭と髪型のせいだろうな。

サルヴァトーレ役のロン・パールマンは、ものすごっい事になっている。 おそらくCGじゃないか? あるいは、特殊メイクなのか? 今作見た後に、「印象に残っている役は?」と訊かれると、間違いなくサルバトールになるはず。


ストーリー
1327年、北イタリアにある修道院へ、フランシスコ派のウィリアムと弟子のアドソが訪れる。
 ベネディクト派である修道院との会合に先立ってやってきたのだ。 その修道院でウィリアムは、修道院長のアッボーネからアデルモという修道士の死体が発見された事に関して極秘で調査をして欲しいと依頼を受ける。 ウィリアムは、深い洞察力で事件の真相に迫っていくが、別の(ギリシャ語の翻訳者ヴェナンツィオの)殺人事件が発生。 さらに、事件が起こり死亡者がでる。 そして・・・


見所
時代設定である1327年辺りを、それっぽい雰囲気出再現出来ていた。 今のような科学捜査が出来ないので、純粋に推理で事件を解決していく方向も見所。


アメリカよりも・・・
アメリカでの興行収入(720万ドル)よりもヨーロッパでの興行収入の方が圧倒的によかったらしい。 製作費1700万ドルに対して、興行収入は7700万ドルと世界基準だと成功している。 雰囲気がヨーロッパ映画なので、やはりそうなってしまう。 製作国は、フランス、イタリア、西ドイツの合作だし。


作品の方向性(5段階)および評価
歴史モノ度5(雰囲気は結構上手く出ていた)、ミステリー度4(ちょっと強引なところもあったりする)、名前に関しては色んな言語が混じっておりバラバラだった度666(当時の時代背景を反映しているんだから仕方がないんだけど)。 ということで、作品の評価は、キリスト教の宗教観がないと少し難しいところもあるが2時間超えの作品なのに、もうちょっと長くてもいいんじゃないと思える秀作。  宗教的背景がなくても、純粋にミステリーモノとしても、十分楽しめる内容。


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テーマ:洋画 - ジャンル:映画

  1. 2015/01/13(火) 22:00:00|
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