監督
クリストファー・ノーラン脚本・原案 ジョナサン・ノーラン、
クリストファー・ノーラン役名および出演者名
レナード
ガイ・ピアース(保険会社の調査員)
ナタリー
キャリー=アン・モス(ファーディーズで働く)
テディ
ジョー・パントリアーノバート マーク・ブーン・ジュニア(ホテルのフロント係)
レナードの妻 ジョージャ・フォックス
サミー スティーヴン・トボロウスキー(レナードの元顧客)
エレン ハリエット・サンソム・ハリス(サミーの妻)
ドッド カラム・キース・レニー(レナードを襲う)
ジミー ラリー・ホールデン(ナタリーの恋人)
ウェイター ラス・フェガ
ドクター トーマス・レノン
ブロンド キンバリー・キャンベル
刺青師 マリアンヌ・メラリー
まずは、予告編から
あらすじ
写真を見つめるレナード。 ん? 映ったものが薄くなっていく! っと思ったら、
逆再生だった。
レナードは、モーテルで自身の記憶がない。(っま、某写真週刊誌に撮られた芸能人もそういったことを言うけど…)
テディの写真を見せて、(Discount Innの)フロントで話していると…、テディが来た。
レナードの記憶は、10分しか持たない。レナードとテディは、町外れの家に向かう。
ポケットからテディの写真を取り出し、
裏に書かれた情報を見ると… テディが犯人!というメモが。腕には、サミー・ジェンキンスのことを覚えておけ!と刺青してある。 (腕に覚えあり…のようなことか)
モーテル(304号室)を出て、受付でバートに事情を説明。 テディからの電話は、つないで欲しいと伝える。
208-D5Aネバダ
封筒からジョン・ギャメルの運転免許証のコピーを出す。 体のいたるところに、メモが刺青されている。
事実1.男
2.白人
3.名前は、ジョンかジェイムス
4.苗字は、G(ギャメルのG?)
5.違法薬物販売者
6.自動車のナンバープレートは、SG137IU
テディの写真の裏にメモ。
ナタリーという協力者がいる、ようだ。 カフェで、ジョン・Gの情報を得る。
記憶を維持できなくなる前まで、レナードは、保険契約者の詐欺を見破ることを主とする保険調査員をしていた。 その時の最初の顧客がサミーだった。
カフェから出たところで、テディに会う。 妻を殺した犯人を追っているということを話す。
同様に直前に起こった事を記憶できないサミーが、保険金を請求した時の事を思い出す。
目を覚ますとナタリーの隣に寝ている。 午後1時にカフェで会う約束をする。
ナタリーの家へ行き、ドッドの写真を見せる。 (ど…っどうなってんんだ?)
モーテルで目を覚ますと、引き出しに銃が入っている。 シャワールームには、ドッドが! そこへ、テディが来る。
( ̄▽ ̄;)!!ガーン
レナードがシャワーを浴びていると、銃を持ったドッドが入ってきた。 (ど…どうしてだ?) テディに電話。
レナードは、ドッドに追われている。 (ど…どうかしてるぜ!) ドッドの泊まっているモーテルへ行き、待ち伏せすることに。
保険調査員時代からの知り合いの警官からもらった資料を調べる。
そして…
犯人は、売人だという証拠が…
ディスカウント・インへ。
テディが、レナードの車で待ち伏せ。
ば…ばっちぃビール うげぇーーー
一言で表現するなら
無責任(?)に、
地味にひどい事をする。
ジャンル
逆再生系クライム・サスペンス。 ミステリーというか、謎解きの要素もある。 時系列が逆になっているので、先に結論を見てしまって、なぜそうなったのかを考えるという方向だが。 派手なバイオレンスシーン、ポロリなどはない。 グロシーンは、ファーディーズの一件くらいか。
出演者
レナード役のガイ・ピアースが、やたらとマッチョな体に仕上がっている。 設定上、体に情報を書き込む必要があるため、かもしれないが。 「LAコンフィデンシャル」では、いけ好かないエリート刑事のエド・エクスリー役だったことと対照的だ。
テディ役の
ジョー・パントリアーノが、胡散臭そうだが、本当は真っ当な人間かもしれない、どっちにも解釈できるような人物を上手く演じている。
ストーリー
保険調査員だったレナードは、妻を暴行した後に殺した犯人を追っている。 しかし、犯人に後ろから殴られたため、妻を殺された後の新たな物事を覚える能力をなくしてしまった。 覚えていられるのは、10分ほど。 そこで、レナードは、あらゆることをメモし、重要なことは刺青をする。
テディやナタリーから得た情報から、犯人に迫っていくが…見所レナードが会う人物には、地味だけど伏線が張ってあった。
作品の方向性(5段階)および評価
逆再生度5(間違いなく)、クライムサスペンス度3(厳密に言うと、どっぷりと違法行為の無限ループには…)、1回目を見たときは難解だったが、もう一度見直すとスッキリまるで、メ
メントスを食べた後のよう度14個(単なるダジャレなので、深い意味はないけど)。 ということで、
作品の評価は1回見ただけでは分からないところもあるが、
複数回みることが苦にならない秀作。
にほんブログ村追記に、ちょいと
ネタバレかもしれないが、後で自分が確認するためにも、メモ書きを加えておいた。
未視聴の人は読まないこと。
ヾ(´ω`=´ω`)ノ
(´▽`)
(。・_・。)
テディの行動の信憑性1.汚職まみれではあるが、
警官であることは、間違いなさそう。 違法薬物を扱う組織の人間にも思えたが(若干そういったこともやっていたかもしれないという設定かも)、終盤のやりとりから確実だ。
2.
レナードが電話で話していた相手(匿名)も、テディ。保険調査員時代の知り合いの警官がテディのはず。 電話番号が映っていたし。
3.
レナードに協力して、犯人を探し出した。 そして、既に犯人(ジョン・G)は、レナードの手により… 写真があることからも、間違いないだろう。
4.レナードを利用。
ジミーを殺させて、20万ドルを奪おうとした事からも間違いなさそう。 Emma’s Tatooで、(20万ドルをトランクに積んだ)車の鍵を貸せと言ったシーンからも、明らか。
サミーは、レナードを投影している?
1時間30分あたりで、
イスに座る(妻に先立たれた事に気付かない)サミーが、一瞬だが、レナードと入れ替わる。 ということで、テディの言っていた、サミーに関する情報(サミーは詐欺師だった事、独身だったこと)は本当のようだ。 レナードは、妻にインスリン注射をする回数を間違えたことの罪の意識から、サミーの話にすり替えてしまっている。 話の辻褄をあわせるために、妻は押し入り強盗に殺された事にしてしまった。 ちなみに、
「妻を帽子とまちがえた男」(オリヴァー・サックス著)という作品でレナードと同様の症状を持つ患者が登場するが、名前がジミー・Gとなっている。
ナタリーとの出会い序盤(作品としては、終盤のシーン)に殺した
ジミーの服を奪った。 その服にナタリーの連絡先が入っていたのを、自分に重要な情報と勘違いした事から、出会う事になった。 ちなみに、組織の人間である
ドッドに追いかけられたのも、ジミーの車に乗っていたので当然か。 ドッドは、ジミーと消えた20万ドルを追っていたわけだし。
テーマ:洋画 - ジャンル:映画
- 2015/04/22(水) 22:00:00|
- 映画
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0